プロ野球選手じゃないですけど年俸制になった!
野球選手の契約更改などで、推定年棒1億円などと報道されていたりすることに慣れすぎて、年俸制は高額稼いでいる、一部の金持ちの世界の話だと思っている人も、まだまだビジネスマンの中にもいるのではないでしょうか。
しかし、人材の求人情報などをチェックしたり、目にすると、月収いくらではなく、年棒いくら、などという記載をする企業もかなり多くなってきています。野球選手のように年棒が数千万や億などにはなかなかいきませんが、何百万単位で高額なものから、一般的な収入の金額のものまで多く存在します。
金額が目に見えてわかりやすく、求人に結びつきやすかったり、やる気が増えたりすることもあります。また、年俸制は賞与がないことが通常で、実力主義で金額が決まる給与体系です。なんかかっこ良く感じますが、今の月給制で賞与がある生活にも慣れてしまったし、年俸制にはしたくないという人も、転職して年俸制の会社に入ったら変更せざるを得ません。では、年俸制のメリットやデメリットはあるのでしょうか。
年俸制とは
給与の金額を1年単位で決定する給与形態のことです。ただ、年度初めに年俸で提示された金額がドンっと支払われるということではありません。
年での合計給与を月々で割って、毎月支払われます。なぜかというと、労働基準法で、毎月1回以上の支払いの原則というものがあるためです。なので月収は増えたように感じますが、賞与がその分上乗せされているので、錯覚しないようにしましょう。
メリット・デメリット
月給制の場合、賞与の金額は会社の業績や個人の成績によって変動しますが、年俸制の場合は変動することはありません
年俸制のメリットは、長期の計画が立てやすいこと。1年間で最低どれだけ自分の手元に賃金が入るかが事前にわかるため、ローンの計画などが立てやすいといえます
賞与ありの会社でよくあるデメリットやメリットとしては、年功序列、安定している。メリットとして、夏季・冬季休暇に手持ちが増える、退職金制度があるなどがあります。年俸制でよくあるメリットとしては、実力主義、歩合給、
手持ちが多くなることが多いなどがあります。
残業したら関係ある?
いわゆる残業代、時間外労働、休日労働および深夜労働に対する賃金を含む年俸額の設定は可能です。ただし、契約書に、残業代は年俸に含むなどの記載があると、いくら残業しても給与は変動しません。